ミラノ市長イタリアスタンドで

 

イタリア政府観光局(ENIT)とミラノ市はツーリズムEXPOジャパンの記者会見場で、9月25日、ミラノ市長ジュリアーノ・ピザピアの記者会見を開催しました。ミラノ市はイタリアENITブース内に昨年に引き続き出展。そして今回は市長も来日し、日本の旅行関連メディア40名が出席するなか、来年5か月間に渡り4月2日~9月12日の期間ミラノで開催される国際博覧会『第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ』の発表やミラノ万博で賑わうミラノの様子を報告しました。

【ミラノ市とミラノ万博、そして来年のイベント】

まず市長はミラノ市について紹介。ゴシック大聖堂や教会など歴史建造物と最新の高層ビルといった過去と未来が交差する美しい美観を誇る街ミラノには、年間何百万の人々が訪れます。次に今年10月31日まで開催されているミラノ万博にふれ、140か国の参加、54か国の単独館出展国の中で、日本館は待ち時間5-6時間とミラノやイタリア人にも大変人気であることや、万博期間に多くの日本人がミラノを訪問していることを報告。万博開催中のミラノ市では会場のみならず、市内で4万2千もの万博関連イベントが賑やかに開催され、1000万人以上が訪れました。特に8月のミラノは前年比49%増の旅行者で賑わい、そのうち54%が海外の旅行者で、その中には多くの日本人も含まれていました。特に7月は多くの日本人が来伊し、45人の若いデザイナーの交流もあり、またイソザキ・タワーなど日伊建築家の協力建築もミラノにはあるなど、今後も2国の相互交流関係が続くことに期待。

食がテーマの万博は健康的な食事、飢餓との闘い、無駄な廃棄食料の削減などの社会的テーマの議論の場としての役割を果たし、引き続き取り組むことにも触れ、最後に、来年もミラノで国際博覧会が開催されることを発表。そのイベントを通じて2016年もさらに日本との関係や絆が強まることを確信して挨拶を終えました。

【2016年開催のデザイン・建築・ファッションの国際博覧会第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ】

ミラノ市長の後、市長と共に来日した「トリエンナーレ・ディ・ミラノ」のジェネラル・マネージャーアンドレア・カンチェッラートAndrea Cancellato氏から、1923年からの歴史あるアートイベントについて映像を交えて概要を紹介。

「トリエンナーレ・ディ・ミラノTriennale di Milano(以下トリエンナーレ)」は、BIE(博覧会国際事務局)が認定する特別博で、デザイン、ファッション、建築などを題材とした芸術博覧会。2016年のテーマは「21世紀デザイン・アフター・デザイン21st Century. Design after Design」です。同氏は、今世界が開発や都市計画など新たな問題を抱えるなかで、クリエイティブなデザインがそれに応える重要な役割を21世紀に果たすことや、若者やデザインへのさらなる投資の必要性にも言及。そして来年度トリエンナーレのメインパートナーのひとつとして、『サローネ・ディ・ミラノ国際家具見本市』との連携で、2016年の第21回トリエンナーレは長い歴史の中でも素晴らしいものになると挨拶。

 

【ミラノ・サローネ国際家具見本市について】

同じくミラノ市長と来日した「ミラノ・サローネ国際家具見本市(以下ミラノ・サローネ)」を運営するフェデルレーニョ・アッレード家具連盟及びミラノ・サローネの広報ディレクターマルコ・サベッタMarco Sabetta氏が、映像を交えながら、概要を紹介しました。毎年4月に開催されるこの家具・インテリアの総合見本市には日本を含む50か国の海外企業も出展し、期間中の訪問者数は世界160か国50万人を超え、見本市会場内外で数多くの関連イベントが開催され、世界の『デザイン・ウィーク』の中でも成功を納めている催しです。毎年有名アーティストのインスタレーションが話題を呼んでいます。そんな『ミラノ・サローネ』がデザインをテーマとする2016年の第21回トリエンナーレへに参画するのは自然の流れでしょう。

来年のサローネでは特にミラノの大学の歴史的な建築物を会場に、住まいをテーマに沿ってデザインするインスタレーションをぜひご覧いただきたい、と同氏は挨拶しました。

なお、記者会見の冒頭ドメニコ・ジョルジ在日駐在大使も挨拶し、来年2016年は日本とイタリアとの修好通商条約締結150周年で、日本でもさまざまなイベントが予定されていることを伝えました。

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