イタリアの旅:オススメの旅

死にゆく町、チヴィタ・ディ・バーニョレージョを訪れる

Civita di Bagnoregio, la città che muore

チヴィタ・ディ・バーニョレージョ遠景

チヴィタ・ディ・バーニョレージョ:イタリア中部、ローマを州都とするラツィオ州の北部(ローマから約100キロ)、ウンブリア州との境近くの町バーニョレージョに属する集落。

凝灰岩の丘の上にそびえ、繰り返す岸壁の崩壊や雨風による浸食により、徐々にそして確実に破壊され崩壊の危機にあるため、バーニョレージョ出身の作家、ボナヴェントゥーラ・テッキにより、死にゆく町la città che muoreと称されました。

バーニョレージョの町とは、長さ約300メートルの幅の狭い橋で唯一つながれており、この土地の暗い地表の色と凝灰岩の明るい色とのコントラストが町をさらに独特の景観にしています。

観光客がこの橋を渡ってチヴィタの町へ入るには、町の保全のために入場料が必要です。(2015年10月現在、1.5ユーロ、4輪車輛で橋を渡っての進入は不可)

橋を渡りきった町の入り口にはサンタ・マリア門がそびえており、かつてバーニョレージョ人が制圧した専制君主の象徴である人の頭をつかんでいる2頭のライオンが彫られています。チヴィタの橋とサンタ・マリア門

門を入り、コレサンティ広場を抜け、サンタ・マリア通りを進むと、16世紀に改築されたロマネスク様式のサン・ドナート教会のある、中心の広場Piazza Duomo Vecchioに出ます。

広場とサン・ドナート教会

中世の雰囲気をそのままに残す町を散策すると、すぐに行き止まりになりますが、そこから眺める景色も絶景です。チヴィタの町角

古くはエトルリア人が築いた町で、遺跡を見学することもできます。(有料)町からの眺めとエトルリア遺跡

人口は少なく、数家族が住むのみですが、観光客が増えているので、トラットリア、バール、宿泊施設、土産物屋などもあります。

「最も美しい村や町協会」I Borghi più Belli d’Italiaにも登録されています。

2012年の邦画「ホタルノヒカリ」の撮影が行われたことでも有名になりました。

束の間、現代から中世へタイムスリップして、ゆっくり散策されてはいかがでしょうか。

猫も住民

◆この地域の名産: ハム、ソーセージなどの豚の加工品、オリーブオイルやワインなどを原料としたチャンベッラ菓子(ドーナツ状の焼き菓子)など。

◆アクセス: ヴィテルボもしくはオルヴィエートからCO.TRA.L.社(ウェブサイト伊語のみ)のバスでバーニョレージョまで約40分。本数は少ないので、事前に要チェック。                                                 バーニョレージョのバス停からチヴィタへ渡る橋の入り口までは徒歩で約15分。

 

バーニョレージョ市のサイト (イタリア語)

最も美しい村や町協会サイト内のチヴィタのページ バーニョレージョのアルバーナ門

 

 

バーニョレージョのアルバーナ門

*バーニョレージョでは1954年のフェリーニ監督の映画「道」の撮影が行われました。