イタリアの旅:オススメの旅

フェッラーラを散策する


人に優しい美しさを放つ街。
ヨーロッパ最初の近代都市であるフェッラーラへ、ようこそ。
旧市街は1995年にユネスコ世界遺産に登録され、ヒューマニズムの概念に沿った理想都市を実現した街です。

フェッラーラで最も貴重な宝物の一つは、時間。
人に優しいこの街での日常生活に、あなた自身きっとなじんでしまうことでしょう。メインとなる交通手段は自転車。歴史はもてなしてくれるこの街の人々と絡み合う。

本局ローマサイトより

≪エステ家宮廷≫
旧市街の散歩を、エルコレ・プリモ・デステ通りからスタートしてみよう。
この通りの名前となっているのはフェッラーラ公。
彼は、1400年終わりから1500年代初めに、当時の宮廷建築家であったビアジョ・ロッゼッティに、近代に見合う最もヒューマニズムな建築物を実現するように依頼。
名付けて「Addizione Erculea(仮訳:ヘラクレス・アディクション)」計画。
エルコレ・プリモ・デステ通りの豪華な建築物に、きっと魅了されるはず。
中でもイタリアルネサンス期の建築物として有名なものの一つが、際立つ存在であるパラッツォ・ディ・ディアマンティ。
現在は国際アート展が開かれる展示会場として使用されています。
通りの突き当りにあるのは、重厚なエステンセ城(写真下)。
castello estense

フェッラーラのシンボル的な建築物であり、イタリア中世・ルネサンス期において最も力を持ち存在を放った家系のひとつが所有していた場所です。
居城の部屋で時間を過ごした人物と言えば、例えばルクレツィア・ボルジア、あるいはルドヴィコ・アリオストなどが挙げられます。

特にお勧めの時期と言えば、12月31日。
この日に開催されるイベント「Incendio del Castello(仮訳:燃える古城)」では、0時を鐘が刻んだとき、心を湧き立たせる音楽と花火のコラボレーションが古城を彩り、塔や要塞から新年を祝います。

古城からすぐのところにあるのは、これもまたフェッラーラのシンボル的存在の建築物。
訪れる者を魅了する2つの建造物は、荘厳なファサードを持つ大聖堂(写真下)と、向かい側にある(旧ドゥカーレ宮殿)市庁舎です。
duomo di ferrara

大聖堂の右側は、トレント・トリエステ広場に面しており、長方形になっています。
中央には「リストーネ」と呼ばれる長さ120m、幅12mの歩道。

1186-

 

そして北側にあるロッジャ・ディ・メルカーティでは、今も商店で多くの商品が取引されています。
過去の痕跡が放つ魅力は、川岸にある倉庫と工房・居住スペースをつなぐアーチが特徴的なヴォルテ通り(写真下)のように、旧市街のあらゆる通り、広場にちりばめられています。
mde

≪フェッラーラ、 ユダヤ文化≫
2017年12月、フェッラーラは、イタリアユダヤ文化とユダヤ人大虐殺の国立博物館MEISがオープンしました。
歴史的な物証、マルチメディアを利用した体験、相互理解が深まる行程が設けられたこの博物館。
イタリアに2000年もの間存在し続けているユダヤ文化、文化交流、迫害を知ることができます。
フェッラーラのユダヤ人団体は、イタリアでも古く重要な団体のひとつです。
トレント・トリエステ広場の奥まったところ、市庁舎広場の反対側から、元ゲットーの主要通りであるマッツィーニ通りが始まります。
ここから波打つように曲がる小さな小路が続き、街の特徴でもある赤いテッラコッタの色をした家が現れます。
ここは有名な小説「悲しみの青春」(1962年著、1970年には映画化)の著者、ジョルジョ・バッサーニが描いた場所です。

≪自転車で街を体験する≫
フェッラーラの人々に愛されている乗り物は自転車。
1260

だからこそ自転車で動くことが、街に馴染むベストな方法かもしれません。
旧市街は車の乗り入れは禁止されいるので、安全に楽しむことができます。
フェッラーラの街を囲む城壁を巡る行程も素敵でしょう。
要塞、塔、街にいながらにして郊外へ遠出しているかのように感じられる並木通りや小路。
ルート総行程はたった9㎞。
その他にも、すべての年齢層、子供がいる家族から冒険して引退アクティブ派までが楽しめる様々なサイクリングルートがあります。

≪美味しい休憩時間≫
サイクリングでお腹が減ってきたら。。。
それならフェッラーラの美味しい食事を堪能してはいかがでしょうか。
まずはエステンセ宮廷でも知られていたカボチャを中に詰めた詰め物パスタ、カッペッラッチ・ディ・ズッカからスタート。
ちょっとインパクトが強いかもしれないけれど、次はサラマ・ダ・スーゴ。
これはスパイスと赤ワインで豚肉を味付けしたもので、前菜としてなら生で、あるいはポテトピューレを一緒に楽しむなら火を通して。食事と一緒に楽しんでいただきたいのは、コッピア・フェッラレーゼ。
2001年にはイタリア品質保証制度IGPを獲得したフェッラーラ独特のパンであり、ねじれた形が特徴です。

≪イベント≫
フェッラーラの街のバイタリティは、1年を通して多くのイベントが開催されていることからも感じることができるでしょう。
ルネサンス期の豊かさを象徴するものとして2月に開催されるのが、エステのカーニバル。
5月にはその起源は12世紀までさかのぼる、フェッラーラのパリオ(競馬)。
ライブミュージックが好きなら、イタリア国内で開催される音楽フェスの中でもオープンエアで開催されるフェラーラのフェスがお勧め。
フェッラーラ・バスカーズ・フェスティバルは、8月の10日間開催されるストリートミュージックフェスで、世界でも知られたイベント。
9月には、壮大な気球のスペクタクルを楽しむことができる、フェッラーラ・バルーン・フェスティバル。
そして1年を締めくくるのは、既にご案内した12月31日のエステンセ城でのイベントです。

≪デルタ・デル・ポー州立公園≫
デルタ・デル・ポー州立公園は、自然愛好家、生物学者、旅行者そしてバードウォッチング愛好家にとって、街からほんの数kmの場所に広がるパラダイス。
delta po
ヨーロッパでもとても重要なエコシステムを有するスポットでもあり、もともと既に世界遺産であったフェッラーラの旧市街地区に加え、1999年にはその登録エリアが広がり、公園と“デリツィエ”と総称されるエステ家の公爵らに使用された別荘を含む、デルタ地域も世界遺産に登録されました。
素敵なルートがいくつもあり、歴史的建造物と自然の美しさが共存する言葉に尽くせない風景を目にすることができるでしょう。

ferrara

本サイトあるいは本サイトに包括されているサードパーティーの媒体は、クッキーポリシー内に記載された機能及び目的達成のために必要となるクッキーを利用します。
さらなる詳細を確認する、あるいは、関連する一つあるいはいくつかのクッキーへの承認を無効にするには、クッキーポリシーをご参照ください。
このバナーを閉じる、本ページをスクロールする、リンクをクリックする、あるいはその他方法でのナビゲーションに従うと、クッキー使用を許可したことになります。