前回に引き続き、もう一つのご案内。
フィレンツェの中心を占めるのはルネサンス期の芸術や建築です。
現在公開中の映画「インフェルノ」に少し絡めて、歴史の立役者ダンテ・アリギエーリと当時を感じるスポット、そしてレストランも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
【ダンテの足跡】
♦ダンテの家
「インフェルノ」の原作と映画では訪れませんでしたが、実物のダンテを感じることができるスポット。
また実際に読むと決して易しいとは言えない「神曲」のイメージを持つにもおすすめです。
建物自体が中世の塔をそのまま利用した作りでもあること、展示には当時のフィレンツェの様子が分かるものまで、幅広い観点で楽しめます。
♦とあるレストランにて
FISHの文字が店頭に。
店内2階に通されて目にするのは、壁面と天井に残るフレスコ画。
スタッフによると、正真正銘の本物。そしてこの場所にはダンテも通い、フレスコ画にはダンテも描かれています。
美術館さながらに、説明書きも設置されています。
説明書きの概略:「元々は芸術審議の間であったこの部分は、1800年代後半には商用使用へと転用され、フレスコ画の部分は損傷が進みました。1880年、建物の所有者が漆喰の下にフレスコ画があることを申告。その後長い年月を経て、本格的な認知は1950年代となり、2004年にようやく修復完了。資料によると、このフレスコ画の起源は1360年から1400年代に渡る。」
また地下1階部分の店舗も必見。
地下部分には考古学遺跡の一部が発見され、その部分をガラス越しに見えるように保存されたところに、テーブル・座席が設置されています。
中世期以降には建築箇所と切り離され、その存在は表にでることがありませんでしたが、その価値はとても貴重なものであると注目されています。
その詳細な起源についてはまだ謎が多く、調査中の遺跡です。
食事は満足度高。
魚の丸焼きグリルを注文すると、スタッフが丁寧に骨を取ってくれます。
(お店のヒントは写真から。。。)

サービス満点
【食事を楽しむ】
ダンテスポットのレストランも必見ですが、街を歩いて観光しつつ、外せない楽しみは食事です。
そんなとき、こちらの楽しみ方はいかがでしょうか?
♦ちょっと贅沢に、メインの広場沿いのレストランで雰囲気も味わってみる。
(強力なヒーターが稼働しているので、テラス席でも冬も安心!)
♦行きつけを見つける。
気に入ったお店でお昼も夜もで楽しむと、ちょっと通い感がでてお得な気分に浸れることもあります。
街を歩けば今と昔が交差し、ノスタルジックな音や風景に出会える街フィレンツェ。
BUON VIAGGIO ! 素敵な旅を!