イタリアの旅:オススメの旅

【ミラノ連載:ミラノ市観光局協力~お勧め情報4】

casa manzoni【マンツォーニの家】
モローネ・アル・チヴィコ1番。作家マンツォーニが家族とともに1814年から1873年の間過ごした住居がある場所です。マンツォーニ研究基金により、現在はオリジナルの見取り図に沿って完全に修復が施されたこの住居は、当時、街でも最も熱狂された文化サロンの一つでした。

トンマーゾ・グロッシ、アントニオ・ロズミーニ、ルイージ・ロッサーリ、ジョヴァンニ・ベルケット・エド・エルメス・ヴィスコンティといった優れた知識人が集う場所でした。そしてトンマーゾ・グロッシは、自身の友人であるマンツォーニ夫妻に招かれ、まさにこの住居を長年に渡り書斎として利用しました。
作家が執筆活動をしていた場所に、今も同じように机が置かれているこの書斎は、1862年にはガリバルディが、1868年にはヴェルディが訪れています。この歴史的な住居、現在は作家本人の博物館となっています。

ここでちょっとした疑問が。サロンは知識人らの集会所としてだけではなく、時代のモードサロンや流行りの場としても開かれた場所でした。たとえば、マンツォーニの2番目の妻ドンナ・デレーザの息子、ステファノ・スタンパによって紹介されたスピリチュアルな会合や様々な魔力体験などです。
植物とガーデニングを楽しんでいたマンツォーニにとっては、庭園も家を購入する決め手の一つでした。

PALAZZO MUSEO BAGATTI VALSECCHI【バガッティ・ヴァルセッキ博物館 PALAZZO MUSEO BAGATTI VALSECCHI】
ファウストとジュゼッペ・バガッティ・ヴァルセッキ(兄弟)は、1880年代、ジェズ通りとサント・スピリト通りの間に位置する一族の住まいを、ロンバルディアの1500年代風の住居をイメージしたものに改築することを決意。1800年代のミラノ人弁護士2名によるこの物珍しいプロジェクト。
1883年、彼らの住居が完成すると、その情熱はさらに、当時の生活様式を実際に楽しめるよう、家中の全ての部屋をアンティーク家具で統一させることになりました。
2人の兄弟は、ミラノ社会の慣習と世俗も取り入れ、間もなく当時の収集家や大ブルジョアジーの間で噂されるまでになりました。

兄弟の死後、この居住は彼らの相続人らにより1974年まで使用されていました。この年、ジュゼッペの息子の一人であるパジーノは、バガッティ・ヴァルセッキ財団の設立を決意、これまでに一族が収集してきた美術品を寄付しました。その20年後の1994年、バガッティ・ヴァルセッキ博物館は一般に開かれました。

【その特徴】
バガッティ・ヴァルセッキ博物館は、ミラノにあるハウス・ミュージアムの一環に一つとなっています。これはそれぞれの唯一の環境の中で保存されたミラノの文化的・芸術的遺産を、そこに生きた人々の歴史を通して発信する目的で、2008年に生まれたシステムです。

住居は現在、ヨーロッパで保存されているハウス・ミュージアムの中でも保存状態のいいものの一つであり、内部には貴重な兜飾りや、1400~1500年代の作品で、一部オリジナル、一部は有名な芸術家により製作されたイミテーションが保存されています。

公式サイト:バガッティ・ヴァルセッキ博物館

情報元:ミラノ市観光局
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