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フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州 


フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州概要

州都:トリエステ
人口:約1,229,360人(2014年)

トリエステがある州。
北部イタリア最東端の州でオーストリアとスロヴェニアと国境を接し、様々な民族の侵入を受けてきたため、各時代にわたる文化遺産が多く残されているのが特徴。ビザンツ帝国の影響を受けたモザイクや、ヴェネツィア共和国の建物が残る場所など多彩です。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の位置

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の位置

トリエステ、ミラマーレ城とアクイレイアの街

サン・ダニエーレの生ハム

サン・ダニエーレの生ハム

また「トカイ」などのワインの他、フリウリ版シエナと言われる「サン・ダニエーレの生ハム」が世界中で注目されています。

ウーディネの街と北部は山岳地帯

交通案内

SAF(イタリア語のみ):州内をつなぐバス
Ferrovia Udine Cividale:ウーディネ〜チヴィダーレを走る地域列車
APT Gorizia(イタリア語のみ):ゴリッツィアを起点に、トリエステ、ウーディネを走るバス会社
トリエステ・バスターミナル:イタリア国内だけでなく、ルーマニア、スロヴァキアなど、国際長距離バスの発着拠点。

イベント

エピファニア・ディ・タルチェント Epifania di Tarcento
場所:タルチェント
時期:1月4〜6日
1月5日にはエピファニアを祝う花火が打ち上げられ、期間中はコンサートなどが開催されます。

スパドーネのミサ Messa dello Spadone
場所:チヴィダーレ・デル・フリウリ
時期:エピファニア(1月6日)
ドゥオーモ(大聖堂)
スパドーネとは、大きな剣のこと。14世紀中頃に、司祭がその地の精神的、軍事的、民衆的な権力を宣言したことに始まります。儀式で使われる剣の長さは109cm。ドゥオーモ(大聖堂)でミサが行われるほか、中世の歴史行列、民俗音楽などが奏でられます。

国際ギター・フェスティバル Festival Internazionale Dichiatarra
場所:ウーディネ
時期:6月初旬頃
市街地のお城で開催される国際ギター・フェスティバル。

サン・ニコロとクランプスの祭り Festa di San Nicol? e i Krampus
場所:タルヴィジオ
時期:12月5日
周囲に広がる深い森への伝説、暗く寒い冬の恐れから生まれたお祭り。悪魔のお面をしたクランプス(ドイツ語起源で、「魔の手」の意)が、森から現れ、行列をなします。今では、サンタのサン・ニコロも共に行進し、人々に、特に子供たちに冬の到来を告げるとともに、良い行いをするようお祈りをします。東欧と国境を接したこの州の、文化の交流が伺えるお祭り。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の食

スラブ文化の影響を受けているこの州では、中央ヨーロッパ風の食事も少し混ざります。基本的に使用される材料は、肉、乳製品、豆類。また甘酸っぱい料理も特徴です。また米料理も多いです。

お勧め郷土料理

サン・ダニエーレ産生ハム

サン・ダニエーレ産生ハム

ケシ風味のラザーニャ、ヨータ(インゲン豆とキャベツのミネストラ・スープ)、ウサギのボヘミア風(とろ火で煮込んだウサギ肉にワインビネガー白と砂糖で味付け)、サン・ダニエレの生ハム料理、フリウリ風グラッシュ(ハンガリーのグラッシュ、ビーフシチューに由来)、ニョッコ・ディ・パーネ・アル・プロシュット(ニョッキの一種で、古いパンで作った大きなものがニョッコ。それを生ハムで炒める)、レバーのニョケッティ(小さいニョッキ)、カニ料理など。
デザートなら、グバーナ(リキュールとスパイスで作ったパイ。場所によってはリコッタチーズも使用)、ストゥルッコリ(オーストリアとドイツ伝統のお菓子ストゥーデル)、プレスニツ(アーモンド生地のお菓子)など。

サラミ

サラミ

ワイン
白ワインが美味しいことでも知られています。レフォスコ(白)、テッラーノ(白)、マルヴァジーア(白)、トカイ(白)、リーズリング(白)、リソン(白)、ラマンドロ(白)、ルブラ(赤)など。

ワイン畑

ワイン畑

その他のお勧め
ドロミーティ山塊地区のはちみつ(ドロミーティ・ベッルネージ産)、モンタジオ・チーズ。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州北部の街

大聖堂

大聖堂

ウーディネ Udine

州の第2の都市。とにかく美味しいワインがたくさんあることでも有名。それもこの土地が低地の丘陵地帯を持つためで、生産される丘陵地帯は3つに分かれています。歴史的には東西ヨーロッパを行き来する多くの文化の影響を受けています。街の中心ともいえるルネッサンス時代のリベルタ広場は、市庁舎、柱廊、そして時計台などが調和のとれた美しさをみせています。

悪魔の橋

悪魔の橋

チヴィダーレ・デル・フリウリ Cividale del Friuli

古代ローマとヴェネツィア共和国の影響が色濃く残る街。また街の内部には、中世初期にこの地を支配したロンゴバルド族の痕跡も残り、世界遺産に登録されています。街の中心へ続く橋、「悪魔の橋(Ponte del Diavolo)」は、歴史地区を一望できるスポット。
名前の由来は、街の人々が15世紀、岩だらけの土地に通る川の上に橋をかける際、悪魔に協力を願いでたことから。交換条件として、最初に通った人の魂を捧げるというものでしたが、住民が協力し、最初に動物を通し、全てが救われたといわれています。
世界遺産:イタリアのロンゴバルド族
:権勢の足跡(568‐774年)

生ハム工房

生ハム工房

サン・ダニエーレ San Daniele

この名前を聞けば、まず思い浮かぶのが生ハム。丘の上に建てられたハム工場は、山風を利用し、美味しいハムを熟成させます。また15世紀に建造のサンタンノニオ・アバーテ教会には、芸術的も価値のあるフレスコ画(ペッレグリーノ・ダ・サン・ダニエーレ)が飾られています。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州南部の街

トリエステ
トリエステ Trieste

州都。スロヴェニア、オーストリアと国境を接し、文化の交流が豊か。歴史的にもオーストリアの影響を受けたネオクラシックの建物が目をひき、海・丘・坂の景観が大変美しい港街です。またコーヒー文化が花開き、日本でも知られたエスプレッソ・コーヒーのイリー(illy)の本社があるのもここ。老舗のカフェテリアが軒を連ね、優雅な時間を過ごせます。

街の北東7㎞には、ハプスブルグ家の大公が建設した、優雅なネオゴシック様式の白亜のミラマーレ城が海をみおろし建っています。庭園も見事。

ミラマーレ城

ミラマーレ城

トリエステの詳細をみる

アクイレイア
アクイレイア  Aquileia

ローマ帝政初期には大司教座も置かれた古代都市。かつてはローマ帝国第4の豊かな商業都市でしたが、5世紀にフン族のアッティラにより都市は破壊されました。遺跡の多くは未発掘のまま地下に眠っています。この静かな街に残る遺跡地域と、聖堂バジリカはユネスコ世界遺産に登録されており、特に聖堂床のモザイクは圧巻です。
世界遺産:アクイレイアの遺跡地域と
総主教聖堂バジリカ

大聖堂内部

大聖堂内部

大聖堂

大聖堂

パルマノーヴァ Palmanova

星型の城塞都市。16世紀後半にヴェネツィア共和国の元老院の決断により、トルコとオーストリアから守る防御地点として、街が建設されました。ルネサンス文化が色濃く残り、街の名前はナポレオンが命名。その見事な城壁は一見の価値あり。