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マルケ州


マルケ州概要

州都:アンコーナ
人口:約1,538,050人(2017年)

「聖母」を描いた有名なルネッサンス期の画家ラファエッロの生まれた世界遺産の街ウルビーノがある州です。ウルビーノは、学芸保護に熱心なモンテフェルトロ公のもとで、学問や芸術の花を咲かせた世界遺産の美しい街。

マルケ州の位置

マルケ州の位置

ウルビーノ

他にも城壁に囲まれたアスコリ・ピチェーノ(Ascoli Piceno)も小さいながら中世の雰囲気を残す歴史と芸術の街。マルケ州内陸部の小さな街々は、緑が美しい丘陵地帯に点在し、自然景観も大変美しいです。

アスコリ・ピチェーノとアコーディオンの街、カステルフィダルド

また港町アンコーナのある海岸線にはコーネロ海岸など白砂と遠浅の海が楽しめます。
音楽ファンの集まるオペラフェスティバルが、作曲家ロッシーニの故郷ペーザロとマチェラータで毎年8月に開催され、世界中から多くの人が訪れます。
またこの州には職人がつくる伝統工芸品が存在し、手編みレース、ハンドメイド・カーペット、陶器、金細工を始め、貴重で存在価値を高めるものがあふれています。

マルケの美しい丘陵地帯とコーネロ海岸自然公園

交通案内

主要都市には鉄道が通っていますが、内陸はバスでの移動が便利です。
BUCCI(イタリア語のみ):マルケ州内と州近郊を結ぶ近・中距離バス。ウルビーノに行く際に利用。
Adria Bus:州内を結ぶバス。

イベント

サン・フロリアーノのパリオ Palio di San Floriano
場所:イエージ
時期:4月20日〜5月8日
旗手の演技、時代行列の他、街中の通りで、音楽イベント、演劇、ワインや郷土料理の試食会などが約1週間に渡り開催されます。

槍レースとパリオ Corsa alla Spada e Palio
場所:カメリーノ
時期:5月18日
守護聖人サン・ヴェナンツィオを祝う5月18日にあわせて開催される時代衣装に身を包んだ人々が行進する中世の祭り。パリオ(競馬レース)も開催されます。

インフィオラータ  Infiorata del Corpus Domini
場所:モンテフィオーレ・デッラーゾ(アスコリ・ピチェーノ県)
時期:6月第1土・日曜
町のメイン通りに描かれた花の絨毯が敷き詰められます。最後には、ミサをあげた宗教行列がその上を練り歩きます。

ロッシーニ・オペラ・フェスティバル Rossini Opera Festival
場所:ペーザロ
時期:7〜8月
巨匠ロッシーニの故郷の海辺の街ペーサロのロッシーニ劇場他複数の会場で開催され、世界中から熱狂的なファンが集まるオペラの祭典。

夜の劇場

夜の劇場

マチェラータ・オペラ・フェスティバル
場所:マチェラータ
時期:7〜8月
建築的にも注目される1823年に建造されたスフェリステリオと呼ばれる球戯場を会場に開催される夏の野外オペラ祭。

馬上槍試合 Giostra della Quintana
場所:アスコリ・ピチェーノ
時期:8月第1日曜日
15世紀の衣装をまとって行われる歴史的・民族的なお祭り。騎馬試合がメイン。

フェスタ・デル・ドゥーカ Festa del Duca
場所:ウルビーノ
時期:8月16〜18日
繁栄した時代を再現するかのように、街はルネッサンス期伝統工芸、衣装などにあふれ、またダンスや演劇なども開催し通りには当時の味を再現した郷土料理が並びます。

マルケ州の食

マルケののどかな丘陵地帯

マルケののどかな丘陵地帯

海の幸と山の幸の両方が豊富で、その味付けはとってもマイルド。
この地生まれのおつまみオリーヴェ・アスコラーナや、海の幸に合う白ワインのヴェルディッキオも大変有名です。

お勧め郷土料理
豚肉料理、子羊料理、タルトゥーフォなどを使ったキノコ料理、ブロデット(魚のスープで、時に14種類を使用)、イワシのロースト、魚のオイル和え(マダイ、クロダイ、スズキなど)、ヴィンチスグラッシ(ラザニアで、中にはキノコ、鳥レバーなどが入ります)、ミスティカンツァ(野草のミックス・サラダ)、チャウースクル(マチェラータ産ソーセージで、豚肉ミンチにニンニク、塩・胡椒で味付け)、ブラチョーラ(詰め物牛肉を白ワインで炒めたもの)、オリーヴェ・アスコラーナ(オリーブの種を取り、肉、卵、パルミジャーノチーズ、スパイスを詰めてパン粉揚げしたもの)、トルネド・アッラ・ロッシーニ(ペーザロの名物の肉料理)など。

ワイン、リキュール
ロッソ・ピチェーノ(赤)、ファレーリオ・デイ・コッリ・アスコラーニ(白)、ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ(赤)、コーネロ(赤)、ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼリヴァ(白)、ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・リセルヴァ(白)、ヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナ(発泡赤)、サン・ジネージオ(赤)など。

そのほかのお勧め
ファブリアーノのサラミ、プロシュット・ディ・カルペーニャ(カルペーニャの生ハム)、マルケ州産はちみつ、カショッタ・ドゥルビーノのチーズ、オリーブオイル(カルチェート産)、オリーブの実(ピチェーノ産)など。
主なリキュールには、アニス酒、ミストラ(アニセッタ)。アニスの実を使用したお酒です。

マルケ州の街

     
アンコーナ Ancona

マルケ州の州都アンコーナは、旧市街と新市街からなっており、旧市街には中世の通りがそのまま残り、丘の上にはギリシャのアクロポリスがそびえたつ。新市街は一方で、18世紀末以降から建築された地区で、ローマ時代の都市との境界線が限定できません。アンコーナでは、マルケ州の海の幸をふんだんに使った名物料理が楽しめます。

アンコーナの詳細をみる

オペラ祭が開催されるマチェラータ

オペラ祭が開催されるマチェラータ

マチェラータ Macerata

丘の上の静かな中世都市ですが、歴史的・芸術的な街で、ネオクラシック様式の美しい野外劇場、スフェリステーリオ野外劇場にて毎年夏に、マチェラータ・オペラ・フェスティバルが開催されます。

レプッブリカ広場

レプッブリカ広場

ウルビーノ Urbino

イタリアルネサンス期に、名君フェデリコ・ダ・モンテフェルトロ公によりその文化・芸術を開花させました。現在、街は世界遺産となり、街中に芸術、美があふれています。また偉大な芸術家、ラファエッロと、さらにブラマンテを生み出した街としても有名で、ラファエロ生家は博物館に、そして高台にはラファエロ像が建っています。
世界遺産:ウルビーノ歴史地区

ドゥカーレ宮殿/ラファエロ像/ラファエロの生家
アクセス:鉄道ペーサロ駅からバス約1時間

ドゥカーレ宮殿

ドゥカーレ宮殿

ペーザロ Pesaro

街に起原はローマ時代ですが、16世紀から17世紀にかけて最も繁栄しました。特に作曲家、ロッシーニの生誕の地として知られています。ロッシーニの生家は博物館として音楽家の遺品や家具が展示されおり、毎年8月にはロッシーニの様々なオペラ作品を紹介するロッシーニ・フェスティバルが開催されます。

ロッシーニの生家博物館

ロッシーニの生家博物館

フェルモ
フェルモ Fermo

フェルモ県の県庁所在地。古代ローマ以前からの歴史をもち、また美しい砂浜・海岸が魅力的な街。靴製造業が盛んで、多くのイタリアン・シューズが製造されています。街の中心は丘の上の大聖堂。ローマ時代以前に文明を持った“ピチェーニ族”の都市として栄えた後、ローマ帝国の一部となり、当時の城壁と塔が今もまだ部分的に残っています。

アスコリ・ピチェーノ
アスコリ・ピチェーノ AscoliPiceno

マルケ州の最も南に位置するアスコリ・ピチェーノ県の県庁所在地。中世やルネッサンス時代の建築物が残る印象的な街並みが魅力的です。古代ローマ以前に存在した民族「ピチェーノ人」によって建設された歴史深い街です。2つの川が合流する地点であり、岩山の麓に街があり敵からの防備に最適な場所だったことから、古代ローマ帝国の植民都市となりました。