イタリアの旅:行き先でさがす

プーリア州


プーリア州概要

州都:バーリ
人口:約4,063,880人(2017年)

とんがり屋根の奇妙な建物トゥルッリが並ぶアルベロベッロ(Alberobello)のある州。

対岸はギリシャ、クロアチアへと続く海が広がり、歴史的にも古代ギリシャとの接点が深い場所です。この州は、特にオリーブ、オリーブオイルが美味しいことでも知られ、その生産もイタリア国内第1位。長く明るい海岸線、荒野にたくましく生育するオリーブの木々から採れるオイルはぜひ試したいもの。

プーリア州の位置

プーリア州の位置

アルベロベッロとオリーブ畑

レッチェ

レッチェ

バーリ(Bari)は中世と近代両方が共存し、バロック建築の教会や建物群が美しいレッチェ(Lecce)、ギリシャ文化・芸術コレクションを誇る国立博物館が有名な南国情緒溢れる港町ターラント(Taranto)、アッピア街道終点地で東方への玄関口でもあるブリンディシ(Brindisi)、13世紀の堂々とした城が荒野にそびえる世界遺産カステル・デル・モンテ(Castel del Monte)、丘の上の白い街オストゥーニ(Ostuni)などの見どころがあります。

交通案内

海岸線では、トレニタリア社が運行する場所もありますが、州内には別の私鉄列車が運行しています。

Ferrovie del Sud Est:プーリア州内を結ぶ私鉄。アルベロベッロに行くには、バーリからこの私鉄に乗ります。
FAL(イタリア語のみ):プーリア州都バーリとバジリカータ州は世界遺産の街マテーラを結ぶ私鉄
ガルガーノ鉄道:バーリからガルガーノ半島方面を運行
Nord Barese 鉄道:バーリからプーリア州北部アンドリア、バルレッタを結ぶ列車・バスを運行

中・長距離バス
SITA SUD(イタリア語のみ):ヴェネト、トスカーナ、カンパニア、バジリカータ、プーリア州を運行
Marozzi(イタリア語のみ):プーリア州から、フィレンツェ、ローマなどを運行

イベント

花火祭り/サン・アントニオ祭 Festa del fuoco / La Focara di Sant’Antonio
場所:ノヴォリ(レッチェ近郊)
時期:1月16日
ノヴォリの街の守護聖人サン・アントニオを祝うお祭りで、フォカーラ“Focara”は、方言でかがり火のこと。巨大なかがり火の中に花火が細工され、火種に火を灯すと色とりどりの光が放たれます。

サン・ニコラ祭とルミナリア
サン・ニコラ祭 Festa di San Nicola
場所:バーリ  
時期:5月7〜8日
バーリの街の守護聖人サン・ニコラを祝うお祭り。7日には中世衣装に身を包んだ300人以上が大行列をなし、8日には船で着いた大勢の信者たちが聖ニコラ像の前で祈りを捧げます。また期間中、花火が海岸線に沿って打ち上げられます。

サンタ・クリスティーナ祭 Festa della Santa Cristina
場所:ガッリーポリ
時期:7月23〜25日
守護聖人サンタ・クリスティーナを祝うお祭り。日中は長い行列をつくり、多くの人が教会に訪れます。夕方からはイルミネーションが街を彩り、夜の岸辺から打ち上げられる迫力ある花火で締めくくられます。

プーリア州の食

イタリア国内第1位のオリーブ生産地。豊かで乾燥した大地は、ワイン生産にも適しています。
オリーブの実と手作りパスタ

お勧め郷土料理
出来たてパンと豊富な海の幸

オレッキエッテ・パスタ(小さな耳“オレッキエッテ”の形をしたパスタ)の魚のラグ—・ソース和え、菜の花に似た野菜(チーマ・ディ・ラパ)とも好相性なオレッキエッテ、カルツォーネのオーブン焼き(玉ねぎ、アンチョビ、オリーブなどをピザ生地で包んだもの)、アリーチ・アランカーテ(骨をとったイワシを何層にもし、間にニンニクやオリーブ・オイル、パン粉などを敷き詰めたオーブン料理)、ムール貝料理、スカペチェ(揚げた小魚を酢とサフランでマリネにしたもの)、ティエラ(スペイン風スープ)など。

ワイン
ロコロトンド(白)、カステル・デル・モンテ(白)、マルティーノ(赤)、サン・セヴェーロ(赤)、ロッソ・カノーザ(赤)、アレアーティコ・ディ・プーリア(赤)、トラーニ・ディ・モスカート(デザートワイン)、ムルジャ(白)など。

ブドウ畑

ブドウ畑

その他のお勧め
ベッラ・デッラ・ダウニアのオリーブ・オイル(1400年代から続く)、コッリーナ・ディ・ブリンディジ産オリーブ・オイル、テッラ・ドトラント産オリーブ・オイル、テッレ・タレンティーネ産オリーブ・オイル、テッラ・ディ・バーリ産オリーブ・オイル、アルタムーラ産パン、ガルガーノ産オレンジ、はちみつ、乾燥フルーツなど。

pri-food04

プーリア州北部の街

サン・ニコラ聖堂内部

サン・ニコラ聖堂内部

バーリ Bari

西ローマ帝国滅亡後、875年から1071年までビザンチン帝国に支配された後、ロンゴバルド(表記の統一)の支配下においてバーリの海運・商業の拠点が確立。十字軍時代には多くの人が東方へと向かう主要な港でした。こうした歴史変遷を思わせる旧市街には、狭いエリアに40の教会と120以上の宗教施設があります。ノルマン様式のサン・ニコラ聖堂、ビザンチン様式の上に建てられたドゥオーモは、バジリカ式の構造と東方教会式の鐘楼を持ち合わせています。

バーリの詳細をみる

世界遺産カステル・デル・モンテ

世界遺産カステル・デル・モンテ

アンドリア Andria

世界遺産カステル・デル・モンテがある街としてその名を知られています。名君として名高い神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世(フェデリコ2世)が13世紀に建てたこの城には、均衡のとれた八角形構造で八角形の塔と庭があり、中世の軍事建築として大変独創的で壮観です。またイスラムと北方ヨーロッパゴシック的な建築様式が見事に調和をみせています。
世界遺産:カステル・デル・モンテ(デルモンテ城)

サン・ミケーレ聖所記念堂Santuario Garganico di San Michele

サン・ミケーレ聖所記念堂Santuario Garganico di San Michele

モンテ・サンタンジェロ Monte Sant’Angelo

ヨーロッパ各地に建設された有名なモン・サン・ミッシェルを初めとする何百もの聖ミカエル聖堂のモデルともなった、モンテ・サンタンジェロの『サン・ミケーレ聖所記念堂Santuario Garganico di San Michele』があります。ロンゴバルド族統治の7世紀から、大天使ミカエル崇拝の重要拠点となり、その後も西洋諸国での大天使ミカエル信仰に深く影響を及ぼしました。
世界遺産:イタリアのロンゴバルド族
:権勢の足跡(568‐774年)

カラブリア州の街

トゥルッリ

トゥルッリ

アルベロベッロ Alberobello

白い漆喰塗りの壁に円錐形のとんがり屋根が特徴的なトゥルッリで有名。この地方のみでみられる一風変わった建物です。モルタルなど接合剤を使わない先史時代から伝わる建築方法で造られた建物が現在も生活に使用されています。
世界遺産:アルベロベッロのトゥルッリ

大聖堂

大聖堂

レッチェ Lecce

バロック建築の街として知られている街。現在残っている市街の街並みは、スペイン支配時代に建築されたものが主要となり、建築と彫刻がとても魅力的に重なり合う、独特な外観を作り出しています。使用されている石自体が石灰分を多く含むため、その白さと、微妙な光の当たり具合により、金色に変化します。

レッチェのバロック建築の傑作として全土に知られているものとして、サンタ・クローチェ聖堂が挙げられます。また街の中心にあるドゥオーモ(大聖堂)の豪華な装飾も見ごたえがあります。

大聖堂

大聖堂

ブリンディジ
ブリンディジ Brindisi

ローマを始点にするアッピア街道の終着地。街道終点の目印の円柱のうち1本が、修復を終えて元の場所にもどっています。天然の入江を形成した港は、ローマ時代からロンゴバルド(表記の統一)時代にかけて海上交易の中心へと発展し、その後スエズ運河の開通によって、インドへの船の経由地となっていました。歴史的に、十字軍遠征の跡を残した建築物もあり、中でもテンプル騎士団に関わるものが多くみられます。

 

オートラント Otranto

この街は、千年もの間、東洋へ向かう船の発着地となっており、イタリア有数の主要港でした。またビザンチン帝国の支配下に置かれたのちも、ヴェネツィア人、ギリシャ人、アルメニア人などに襲われました。中でもトルコ軍の襲撃によりかなりの犠牲者を出しました。街にある建築物は、こうした様々な文化が混ざり合ったものが数多くみられ、大聖堂には、アラブ・ゴシック様式のバラ窓とロマネスク様式、そしてビザンチン時代のフレスコ画の断片も見ることができます。

オストゥーニ
オストゥーニ Ostuni

オリーブ畑が広がる高原が広がり、街は7つの丘の頂きに沿って位置しています。全体の壁が石灰で白く塗られており、白い家の街並がアラビア風のムードを漂わせます。中世の旧市街には15世紀のアラゴン時代の城壁がみられます。