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ヴァッレ・ダオスタ州


各州概要

州都:アオスタ
人口:約128,590人(2014年)

モンテ・ビアンコ(モンブラン、標高4810m)、モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)。ヨーロッパ・アルプスの2つの山を有する州ヴァッレ・ダオスタ。夏はトレッキング、ハイキング、冬はスキーを楽しめます。

ヴァッレ・ダオスタ州の位置

ヴァッレ・ダオスタ州の位置

モンテ・ビアンコの眺め/マッターホルン(チェルヴィーノ)/伝統の「友情の杯」

自然なら、グランパラディーゾ国立公園で何億年も前に造られた地形を楽しみ、クールマイユールではモンブランを、チェルヴィニアではマッターホルン、州の北東にはモンテローザ山群を望めます。

歴史も古く、古代ローマ遺跡が残る州都アオスタ、また州内には中世の古城がいくつも点在しているので、フェニス城などの古城めぐりも人気です。

フェニス城とプレ・サンディエール温泉

身体を動かして疲れたら、自然に囲まれた温泉で一休み。サン・ヴァンサン温泉にはホテルとレストランが併設された施設が、プレ・サンディディエール温泉ではロマンチックな雰囲気を楽しめる露天風呂付スパ施設を冬でも利用することができます。

交通案内

グランパラディーゾ(コーニュ)

グランパラディーゾ(コーニュ)


州内移動はバスとなります。
SAVDA(イタリア語、一部英語) 
ヴァッレ・ダオスタ州内を中心とした中・長距離バス路線網。
(アオスタ、クールマユール、チェルヴィニア、 コーニュ他)

SADEM(イタリア語のみ) 
トリノを中心にピエモンテ、ヴァッレ・ダオスタ、ロンバルディア州を結ぶ長距離バス

イベント

サントルソの市 Fiera di Sant’Orso
場所:アオスタ
時期:1月
1000年以上の歴史をもつヴァッレ・ダオスタ州の郷土民芸品が集う有名なお祭りで、アオスタ市の中心部、古代ローマ時代のプレトリア門付近からアウグストゥス帝の凱旋門も結ぶアンセルモ通りを中心に、町をあげて賑やかに開催されます。木彫、木工細工を中心に、昔ながらの毛織物、レース、籠、木工品などの日用品までこの地で伝統的に受け継がれてきた自慢の工芸作品の数々が出品・披露され、山間地の伝統工芸の魅力を今に伝えるお祭りです。 市だけでなく、音楽や歌、踊り、美味しい食も楽しめます。

フェスタ・デル・ラルド Festa Del Lardo
場所:アルナー
時期:8月最終週末
豚肉の背脂を熟成させたハム、ラルドの試食だけでなく、地元の特産ワインなども試飲できるイベント

トル・デ・ジャン Tor Des Geants
場所:ヴァッレ・ダオスタ州内
時期:9〜10月頃
標高の高い330㎞のコースを走り抜ける超人的トレイル・ラニング・レース。スタートとゴールはクールマユールで、日本をはじめ世界中から多くの参加者が集まり、応援も盛り上がります。

ヴァッレ・ダオスタ州の食

フランスとスイスの2カ国と国境を接するヴァッレ・ダオスタ州の食は多彩。この州名産のフォンティーナ・チーズはそのままでも料理にも大変美味。サラミやラード、ワインも種類豊富です。

ヴァッレ・ダオスタ州の食

お勧め郷土料理
“フォンドゥータ”(チーズフォンドュ。アオスタ風で使うチーズはもちろん名産のフォンティーナチーズ)、カルボナーダ(豚ベーコンを使用した濃厚シチュー)、ポレンタ・コンチャ(チーズ・グラタン風トウモロコシ・ポレンタ)、セウパまたはセウペッタ(バターと肉のブイヨンをベースにしたスープ)、“ズッパ・ヴァルペッリネンツ”(キャベツなどの野菜とフォンティーナチーズのスープ)など。

チーズフォンドュ

チーズフォンドュ

ワイン、リキュール
アルナ・モンジョヴェ(赤)、アンフェール・ダルヴィエ(赤)、ブラン・ド・モルジェ・エ・ド・ラ・サル(白)、トッレッテ・ルペリオーレ(赤)など。リキュールは、ジェネピ・デ・アルピ(ハーブのリキュール)が有名。

ワイン、リキュール

その他のお勧め
その他のお勧め

フォンティーナ・チーズ(チーズフォンデュやサンドイッチに使用される柔らかいチーズ)、ヴァッレ・ダオスタ・フロマーゾ・チーズ(熟成期間が最長10ヶ月の硬めのチーズ)、アルナ産ラルド(熟成したラードサラミ)、ジャンボン・ドゥボッス(Jambon de Bosses:14世紀の資料にその名が残る歴史ある生ハム)、モチェッタ(鹿肉の生ハム)、ボン・ボコン(豚肉のいろいろな部位を混ぜたひき肉サラミ)、はちみつなど。

モチェッタとコケモモジュース

コッパ・デッラミチツィア(友情の杯)
この地方には「コッパ・デッラミチツィア(友情の杯)」という独特な儀式があります。いくつもの飲み口がついた、彫刻された木製の入れ物の中には、熱いコーヒー、グラッパ酒、赤ワイン、砂糖、レモンの皮を加えて作られた「カッフェ・アッラ・ヴァルドスターナ」が入っており、それを手から手へ順にまわしながら一人ずつ、一口ずつすすります。何回も繰り返すといつも違った飲み口から飲むことになり、仲間意識が高まります。

ヴァッレ・ダオスタ州東部

ラーゴ・ブルとチェルヴィーノ

ラーゴ・ブルとチェルヴィーノ

チェルヴィニア Cervinia

チェルヴィーノ(Cervino:マッターホルンの伊名)の南に広がるチェルヴィニア。街の正式名はブロイル・チェルヴィニア(Breuil-Cervinia)で、標高2050mの街から仰ぐチェルヴィーノ山はスイス側からとは全く趣を異にしています。チェルヴィニアのゲレンデはすぐ南にあるヴァルトゥルネンシュと一緒になって総延長105km。ダイナミックなパノラマとワイドなスロープ、ツェルマットへのスキーツアー、氷河でのサマースキーなど魅力あふれるリゾートです。3本のロープウェーを乗り継いで上る標高3480mのプラトー・ローザ(Plateau Rosa)では一年中スキーが楽しめます。チェルヴィーノの街にはおしゃれな店やレストランが並び、また手前にあるブルー湖(Lago Blue)からは湖の向こうにマッターホルンの雄姿が望めます。

アクセス
トリノから120km。鉄道の最寄駅シャティヨン(Chatillon)までトリノから列車で1時間半、アオスタからは20分で、そこからバスで1時間。

モンテ・ローザ
モンテ・ローザ Monte Rosa

モンテ・ローザとは1つの山の名称ではなく、スイスとの国境付近にそびえる4000m級の山群。このエリアはアヤス谷、グレッソニー谷の2つの渓谷から成り立っています。モンテ・ローザのふもとのアヤスは小さな村の集合体で、その中でシャンポリュックは最も有名な観光地。ゲルマン系民族ヴァルサーの独特な文化が残り、夏はモンテ・ローザへのトレッキングルートの拠点で冬はスキーと、草原から氷河まで、美しい景色と自然を、四季を通して楽しめます。

アクセス
アオスタからポント・サン・マルティン(Pont San Martin)までSAVDA社バス。そこからVITA社(イタリア語)へ乗り換え、グレッソニー(Gressoney)へ。

その他の見どころ

バルド要塞 Forte di Bard

要塞からの景色

ナポレオン軍と何日も攻防戦が続いた要塞。現在ものはその後に修復されたもので、内部はアルプス博物館となっています。

ヴァッレ・ダオスタ州西部

アオスタ
アオスタ Aosta

州都アオスタは、「アルプスのローマ」とも呼ばれ、プレトリア門(Porta Pretoria)、古代ローマ劇場、アウグストゥス帝の門(Arco di Augusto)やガリア街道の橋、クリプトポルティコといった古代ローマ遺跡も残る街。サントルソ教会や大聖堂も見所です。ミラノやトリノから列車でアクセスでき、ここから州内各地へのバスが多数発着しています。

アオスタの詳細をみる

モンテ・ビアンコ

モンテ・ビアンコ

クールマイユール Courmayeur

アオスタ渓谷の西北橋、モンテ・ビアンコ(Monte Bianco:モンブランの伊名)の南斜面にあるイタリア・アルプス屈指のリゾート。標高1224m、冬でも明るい光に照らされて、初心者から上級者まで冬はスキー、夏は登山を楽しめます。モンテ・ビアンコ・ロープウェーに乗ればイタリア側からモンブラン山群4000m級の美しい峰々を一望できます。

フランスとの国境を超えるプンタ・エル・ブロンネル展望台(標高3462m)は、ロープウェー新線建設工事を行っています。2015年の新線・新展望台完成まではモンテ・ビアンコ・ロープウェーはトリノ小屋(Rifugio Torino:標高3375m)の展望テラスまでの運行となります。

トリノ小屋からの景色

トリノ小屋からの景色

ここでもイタリア側からのモンブランの雄姿を眺めることができます。
そのため、国境越えは、地上道路でモンブラントンネル経由となります。

プレ・サン・ディディエール
プレ・サン・ディディエール Pre Saint Didier

天然の温泉に恵まれ、17世紀から人気の観光地として栄えてきました。古代ローマ時代にも知られていたと言われる程で、町の温泉施設には、泡風呂や泥浴など40種類以上の種類があり、冬の時期も温泉が楽しめます。雪の中の温泉プールにつかりながらモンテ・ビアンコを眺めるのは、きっと忘れられない体験になるでしょう。
プレ・サン・ディディエールの温泉施設
アクセス:クールマユールから5㎞。トリノから150km、アオスタからも37kmで、バス、鉄道でもアクセスできます。最寄鉄道駅プレ・サン・ディディエール(Pre Saint Didier)からはバスで10分程。

コーニュ
コーニュ Cogne

グラン・パラディーゾ国立公園の拠点で、ヨーロッパの最大高山草原の端に位置し、奥にグラン・パラディーゾ山を望む絶景が人気の小さなリゾート地です。もともとは炭鉱の街で、手編みレースなど伝統工芸や地元の料理なども楽しめる素朴な雰囲気ながら、眺めのよい高級ホテルでの滞在や高山植物、スキー、散歩など様々な楽しみ方ができます。
アクセス:アオスタからバスで50分程。

便利リンク

バス会社 SAVDA(イタリア語、一部英語):ヴァッレ・ダオスタ州内を中心とした中・長距離バス路線網。