イタリアの旅:世界遺産を巡る

ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ

ジェノヴァ:“レ・ストラーデ・ヌオーヴェ”と“パラッツィ・デイ・ロッリ”

Genova Le Strade Nuove e i Palazzi dei Rolli

所在地:ジェノヴァ(リグーリア州) ミラノの南150km
登録年:2006年

16世紀に総督ドリアのもと、スペインと同盟を結び、欧州カトリック世界のメイン銀行となって金融業で繁栄したジェノヴァ共和国。

世界から訪れる来賓用迎賓館の必要性から、16世紀後半から17世紀初頭にかけて、富裕貴族層が住む豪華な館・大邸宅を厳選し、“ロッリ”とよばれるリストに登録させて、それらを国家の来賓の宿泊先として法で制定していました。

ジェノヴァ:“レ・ストラーデ・ヌオーヴェ”と“パラッツィ・デイ・ロッリ”

ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ

バルビ通り/フランチェスコ・グリマルディ宮殿
フォッサテッロ広場/世界遺産エリア上空写真

「パラッツィ・デイ・ロッリ(ロッリの館)」と呼ばれたこれらの大邸宅群は建築的にも価値あるものが多く、それらの建物のため次々に新道(ストラーデ・ヌオーヴェ)が造られ、通り沿いは美しいルネッサンスやバロック様式の館が建つ有力諸貴族の豪奢な大邸宅地となりました。

バルダッサッレ・ロメッリーニ宮殿/ブリニョレ宮殿

中でも、1551年から整備の始まった最初の新道は、現在はガリバルディ通りと名を変え、16世紀に共和国の政治を掌握した有力貴族が建てた豪勢な大邸宅・館の数々が、 現在は美術館や市庁舎、銀行・店舗などとして当時の栄華を今に伝えています。
ユネスコサイト

ニコロ・グリマルディ宮殿

ニコロ・グリマルディ宮殿

見どころ

ストラーダ・ヌオーヴァ博物館 Musei di Strada Nuova 
ロッリのリストに登録されたうちの3つの邸宅が、現在博物館になっています。
赤の館 Palazzo Rosso:中は美術館になっておりデューラー、ヴェロネーゼなどの名画が展示されています。
白の館 Palazzo Bianco:フランドル派を始め、イタリア、オランダ、スペインの名の知れた画家の絵画が所蔵されています。ルーベンス、ヴァン・ダイクの作品も一見の価値あり。
ドリア・トゥルシ館 Palazzo Doria-Tursi :バイオリニスト、ニッコロ・パガニーニの遺品が展示されている場所。音楽ファンは必見です。

アンジェロ・ジョヴァンニ・スピノーラ宮殿/アゴスティーノ・パッラヴィチーニ宮殿

アクセス

ミラノから列車で約1時間40分。