2022.03.10

山岳公園を走る「イタリアのシベリア鉄道Ferrovia dei Parchi」春の運行

1897年に運行を開始したアブルッツォ州のスルモーナ=イゼルニア線。自動車の普及と地方から都心部への移住が進んだことで、2010年に一旦廃線となりましたが、近年観光列車としての価値が見直され、「イタリアのシベリア鉄道」との愛称で世界中から熱い注目を集めています。このたび今年の春の列車として、4月10日までの運行スケジュールが発表されました。

風光明媚なマイエラ国立公園、アブルッツォ国立公園などを通過するため、「フェロヴィア・デイ・パルキ(山岳公園鉄道)」と呼ばれるこの列車に「イタリアのシベリア鉄道」という愛称がついたのは1980年のこと。イタリア人ジャーナリスト兼小説家のルチアーノ・ゼッペーニョがこの列車で旅行中、アブルッツォ州内のアルティピアニ・マッジョーレ地方の高原で突然雪に遭遇し、凍りついたシベリアの草原を想起したのがその由来だそうです。

車窓から楽しめる見事な自然景観はもちろんのこと、1930年代に実際に使われていたビンテージ車輌での旅を楽しめるのも、この列車の特徴となっています。歴史を感じられる内装に木製のシート。停車する駅舎も時が止まったような佇まいで、ノスタルジックな列車の旅を満喫できます。

列車は常に午前8時45分~9時の間にスルモーナSulmona駅からの出発となります。同駅への帰着時間は運行季節や旅程の長さに応じて異なり、冬季シーズンは午後6時〜7時、それ以外の日が長い時期は1時間遅く、午後7時~8時頃の帰着となります。運転行程は季節により若干異なりますが、スルモーナ始発直後に到着するいくつかの停車地、始発地点から52キロほどの場所にある折り返し地点、ロッカラーゾRoccarasoまでの道のりを走行することには変わりがありません。

本年3月および4月10日までの運行スケジュールは以下のとおりです。

運行日: 3月12日(土)、3月19日(土)、3月20日(日)、3月26日(土)、3月27日(日)、4月2日(土)、4月3日(日)、4月9日(土)、4月10日(日):以後も予定

運行経路: スルモーナ(午前8時45分発)→カンポ・ディ・ジョーヴェ(土曜日)あるいはパレナ(日曜日)→アルフェデナ-スコントローネ→カステル・ディ・サングロ→スルモーナ(午後7時帰着)

公式ウェブサイト

始発・執着のスルモーナの街 (Photo – Art DiTommaso-)

歴史あるレトロな社内 Photo-Rosso Giallo Bianco Regione Abruzzo

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