2021.08.18

2021年イタリアの3つの新世界遺産+拡張登録

©Comune di Padova パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画

2021年、イタリアでは登録数が3つ増え、世界遺産登録数が58となり世界一です。

今年新たに登録されたのは下記3つです。

1.14世紀パドヴァのフレスコ画   (パドヴァ市:ヴェネト州)
Padua’s fourteenth-century fresco cycles (ユネスコサイト英語)
Padova Urbs Picta – Giotto, La Cappella degli Scroveni e i cicli pittorici del trecento (伊語)
14世紀パドヴァで描かれた統一主題の一連のフレスコ絵画群が世界遺産に登録されました。
教会や礼拝堂などパドヴァの8つの建物に残る作品群から構成されています。
1302年から1397年の間に、さまざまな依頼主、さまざまな芸術家によって描かれたにもかかわらず、それぞれのフレスコ画は様式と内容に統一性をみせているのです。 
ジオットが描いた有名なスクロヴェニ礼拝堂他の一連のフレスコ画が登録されています。
詳細(日本語)

2.ボローニャのポルティコ (ボローニャ市:エミリア・ロマーニャ州)
The Porticoes of Bologna (ユネスコサイト英語)
I portici di Bologna (伊語)
ポルティコは、建物の一部のように上が屋根になったアーケードや柱廊のことで、ボローニャの特徴ともなっており、市内全体の総延長では62㎞にも及びます。
12世紀から現代に至るまで、時代や市民生活に寄り添ってきたポルティコには、様々な素材やタイプがあり、今回の登録は市の中心部と郊外にあるポルティコのうち特徴ある12の広域グループ(ブロック)です。
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3.ヨーロッパの大温泉保養地(共同登録:イタリアはモンテカティーニ・テルメ市:トスカーナ州)
The Great Spa Towns of Europe (ユネスコサイト英語)
Le Grandi citta’ termali d’Europa (伊語)
ヨーロッパ7か国11の温泉の街が登録され、イタリアのモンテカティーニ・テルメがその中に含まれています。
今回の登録では18世紀初頭から20世紀前半に発展し、その後の温泉リゾート地開発に貢献したヨーロッパの温泉文化にとり重要な温泉地が選ばれています。
温泉地の多いイタリアの中でもモンテカティーニ・テルメの街は、20世紀初頭イタリアの温泉文化の象徴ともいえる街です。
(ちなみにテルメとはイタリア語で温泉・スパの意味)
詳細(日本語)

**また、拡張登録として、イタリアでは2017年に拡張登録された「カルパティア山脈と欧州各地のブナ原生林」に
「アスプロモンテ国立公園内ヴァッレ・インフェルナーレのブナ林」(カラブリア州)が今年加わりました。

参照:
Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe (ユネスコサイト 英語)
Faggete vetuste dei Carpazi e di altre regioni d’Europa (伊語)
「カルパティア山脈と欧州各地のブナ原生林」(日本語)