2021.08.18

新世界遺産:ヨーロッパの温泉保養地 モンテカティーニ・テルメ

ヨーロッパの温泉保養地
共同登録:イタリアはモンテカティーニ・テルメ市:トスカーナ州)
The Great Spa Towns of Europe (英語)
Le Grandi citta’ termali d’Europa (伊語)

この登録は、ヨーロッパの7か国にある11の温泉(スパ)の町で構成されています。バーデン・ベイ・ウィーン(オーストリア)。スパ(ベルギー); フランティシュコヴィ・ラーズニェ(チェコ); カルロヴィ・ヴァリ(チェコ);マリアーンスケ・ーラーズニェ(チェコ);ヴィシー(フランス);バートエムス(ドイツ)、バーデンバーデン(ドイツ)、バートキッシンゲン(ドイツ)、モンテカティーニ・テルメ(イタリア)、バース(イギリス)で、どの都市も天然水(湯)の源泉を中心に発展してきました。
18世紀初頭から1930年代に発展した国際的なヨーロッパの温泉文化の証人ともいえるこれらの街では、源泉を利用し、入浴や飲泉に実用的に使用できるように設計されたクルハウスやクルサール(治療専用の建物や部屋)、ポンプ・ルーム、飲泉ホール、列柱やアーチギャラリーといった温泉施設関連の建物を造り、その後同様の大規模な国際リゾートの創設に貢献しました。 関連施設には、庭園、ラウンジ、カジノ、劇場、ホテル、ヴィッラ、およびスパ特有のケア施設も含まれています。
これらの一連の建物はすべて、絵のように美しい風景に囲まれ、良く管理されたレクリエーションや治療環境も包括して総合的な都市的情況に統合されています。
これらが相まって、登録地では、人間の価値観と医学、科学、温泉療法の発展との重要な交換・共存が具現化しています。

モンテカティーニ・テルメについてMontecatini Terme:
モンテカティーニ・テルメは、20世紀初頭の活況を呈した時代の象徴です。この地の温泉水はすでに古代ローマ人に高く評価されていましたが、最初に温泉施設が設置されたのは、1773年から1783年にかけて浴場の建設を命じたトスカーナ大公ピエトロ・レオポルドによるものです。施設とともに、ニレの木が並ぶ広い通りも建設され、後に街のシンボルのひとつになりました。

20世紀の初めに、モンテカティーニは入浴の街から温泉街へと変化を始めました。これは、スイス、ボヘミア、ドイツの温泉街を参考にし、テルメ・タメリチ、テルメ・エクセルシオール、市民公園など街の象徴的な建物を建設した建築家ジュリオ・ベルナルディーニの仕事によるものでもあります。

https://whc.unesco.org/en/list/1613(英語)
http://www.unesco.it/it/PatrimonioMondiale/Detail/1181  (伊語サイト)
* モンテカティーニ・テルメはフィレンツェの北北西約60㎞

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