2021.08.12

新世界遺産:ボローニャのポルティコ


カブール広場のポルティコ ©Bologna Welcome

The Porticoes of Bologna (ユネスコサイト英語)
I portici di Bologna (伊語)

The Porticoes of Bologna ボローニャのポルティコ群
12世紀から現在にわたりボローニャ市内に造られたポルティコ群と周辺地域の12のグループが、一連の大建築物群として今回登録されました。ポルティコporticoは柱廊つまり上が屋根になったアーケードのことで、イタリア語で複数形はポルティチportici となります。
登録されたのは市内のポルティコ全体ではなく、建築的・歴史的な多様性を持つ12のグループ空間から構成されています。(下記参照)
ポルティコはボローニャ市の顔ともいえる建造物で、ボローニャ中心部では約40㎞、市内全総延長で62㎞にも及びます。
道路や広場、路地や歩道を時には片側だけ、時には両側を覆うポルティコは、木造のものもあり、他にも石やレンガ、鉄筋コンクリートでできているものがあります。
ポルティコは建物の居住空間増設のため誕生し、屋付き歩道として、商業活動に最適の場として、屋外での公的・私的な人々の交流の空間としてボローニャのシンボルとなり、コミュニティ的側面も重要視されています。ボローニャ大学の学生ら外部からの人口増加も、ポルティコの増加につながりました。
約10世紀にわたり、、芸術的な観点からだけでなく、社会文化的観点からも受け継がれています。 今回の登録には独立したポルティコ化建築物なども含まれており、 例えば20世紀には、バルカ地区にみられるように、従来のアーチ型ポルティコをコンクリートの新たなポルティコに置き換える新建築表現も登場しました。
登録されたポルティコは、都市化、社会的機能や時代変化の段階を経て様々なタイプがあり、ボローニャという都市の表情と中心的要素を特徴づけています。

●今回登録されたポルティコがある一帯12グループ
01 Santa Caterina e Saragozza サンタ・カテリーナ通りとサラゴッツァ通り一角
02 Santo Stefano e Mercanzia サント・ステファノ広場・メルカンツィア広場周辺
03 Galliera ガッリエーラ通り周辺
04 Baraccano バラッカノ通り広場周辺
05 Pavaglione, Banchi e Piazza Maggiore 
  パヴァリオーネ、バンキ、マッジョーレ広場周辺
06 San Luca 中心部からサン・ルーカまでのポルティコ .
07 Università e Accademia 大学・芸術アカデミー周辺
08 Certosa 墓地・チェルトーザ通り周辺 .
09 Cavour, Farini e Minghetti カブール広場、ファリーニ通り、明ゲッティ広場周辺
10 Strada Maggiore マッジョーレ通り周辺
11 Treno della Barca トレーノ・デッラ・バルカ
 (ダ・ヴィンチ通りやジョヴァンニXXIII広場に面した建物)
12 MamBo ボローニャ現代美術館
* ユネスコ関連書類Mapより 

https://whc.unesco.org/en/list/1650/ 
ボローニャ観光局のポルティコ 


©Bologna Welcome 中心部から丘の上のサン・ルーカ聖堂へとポルティコが続いています。

**アクセス:ボローニャはイタリアの交通の要所。鉄道で最速 フィレンツェから35分、ミラノから1時間、ローマから2時間、ヴェネツィアから1時間半。列車・車でのアクセスは大変便利。

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