
2020.02.10
#ラッファエッロ500 イベント情報
2020年は #ラッファエッロ500。
ルネッサンス期の画家ラッファエッロ・サンツィオ没後500年の節目となる今年は、彼の生まれ故郷のウルビーノをはじめ、関連都市では様々なイベントや展覧会が開催される予定です。
今現時点での最新情報をご案内いたします。
目 次
- ≪ウルビーノにて≫ 【「バルダッセレ・カスティリオーネの肖像画」公開】
- 【展覧会”Sul filo di Raffaello”】
- 【展覧会“Raphael Ware. I colori del Rinascimento”】
- 【展覧会「ラッファエッロ:その生い立ちと伝説 – ウルビーノ」】
- ≪ジェージ(マルケ州)にて≫ 【特別展「ラッファエッロとアンジェロ・コロッチ」】
- ≪ロレートにて≫ 【展覧会「ロレートの聖母」】
- ≪ローマにて≫
- 【Raffaello e l’invenzione delle grottesche(Raphael and the invention of the grotesques”)】
- 【カーポ・ディ・ボーヴェ内】
- ≪ヴァティカンにて≫ 【期間限定、タペストリー元の場所での展示】
- ≪ウンブリア州にて≫
- 【“Raffaello giovane a Città di Castello e il suo sguardo”】
- 【ペルージャにて】 展覧会:“La fortuna della Pala Baglioni di Raffaello attraverso le sue copie”
- ≪マテーラにて≫ 【「ヴェールの聖母」】
≪ウルビーノにて≫
【「バルダッセレ・カスティリオーネの肖像画」公開】
彼の生家も残るウルビーノでは、「バルダッセレ・カスティリオーネの肖像画」の公開を決定。
場所:パラッツォ・ドゥカーレ内マルケ州国立美術館
期間:2020年4月~10月予定(詳細日程確定中)
バルダッセレ・カスティリオーネの肖像画
展覧会ではウルビーノ宮廷に仕えていた彼の政治外交能力、親交関係など、ラッファエッロの多面的な部分に焦点を当てます。
【展覧会”Sul filo di Raffaello”】
システィーナ礼拝堂のタペストリー制作のために、ラッファエッロが描いた下絵の公開。
場所:ドゥカーレ宮殿
期間:近日公開
【展覧会“Raphael Ware. I colori del Rinascimento”】
世界の個人所蔵コレクションから集められたルネサンスのマヨルカコレクション。
ラッファエッロにインスピレーションを受けて制作された157点が集結。
場所:ドゥカーレ宮殿
開催:現在開催中~2020年4月13日
【展覧会「ラッファエッロ:その生い立ちと伝説 – ウルビーノ」】
デジタル技術を駆使したワークショップで、ラッファエッロが過ごした場所を体験できる。
場所:ラッファエッロの生家
期間:2020年3月2日~4月6日
≪ジェージ(マルケ州)にて≫
【特別展「ラッファエッロとアンジェロ・コロッチ」】
ヴァティカン博物館と協力し、ジェージではアンジェロ・コロッチ財団が特別展を開催。
オリジナルの記録をマルチメディアを活用しながら、ラッファエッロとジェージ出身のアンジェロ・コロッチ(ルネサンスのヒューマニスト)との交流、そして傑作「アテネの学堂」が実現させた交流を紹介。
場所:アンジェロ・コロッチ財団
期間:2020年4月3日~2021年1月31日
≪ロレートにて≫
【展覧会「ロレートの聖母」】
アンコーナ県にあるロレートでも、特別展の開催が実現。
場所:Museo Pontificio della Santa Casa di Loreto
期間:2020年4月4日~7月5日
公開されるのは「ロレートの聖母」、ラッファエッロの作品の傑作のひとつ。
ロレートの聖母
≪ローマにて≫
【展覧会“ラッファエッロ”】
これまでにない規模で実現する、ラッファエッロ展。
ウッフィツィ美術館、ヴァティカン博物館の他、世界中のラッファエッロ関連作品所蔵の美術館と共同し、およそ200点にも及ぶ作品が集結します。
場所:スクデリーエ・デル・クイリナーレ
期間:2020年3月5日~6月2日
「マドンナ・オブ・ザ・ローズ」
今回目にすることができるは、ウッフィツィ美術館所蔵「ヴェールを被る婦人の肖像」、ボローニャ美術館所蔵「聖セシリア祭壇画」、ワシントン国立アートギャラリー所蔵「アルバの聖母」、ルーブル美術館所蔵「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像画」、プラド美術館所蔵「マドンナ・オブ・ザ・ローズ」など。
展覧会では、ローマ滞在中のラッファエッロの表現方法についてもフォーカスが当てられます。
【Raffaello e l’invenzione delle grottesche(Raphael and the invention of the grotesques”)】
マルチメディアを活用し、貴重な遺跡エリアのドムス・アウレアのサーラ・オッタゴーナで、彼の残した装飾を体験。
場所:ドムス・アウレア
期間:2020年3月24日~2021年1月10日(予定)
*予約必須にて、こちらから
ドムス・アウレア
【カーポ・ディ・ボーヴェ内】
ラッファエッロとバルダッサーレ・カスティリオーネから、教皇レオ10世に送られた手紙が展示されます。
場所:アッピア・アンティーカ考古学公園博物館内 カーポ・ディ・ボーヴェ内
期間:2020年4月25日~終了は現在確認中
≪ヴァティカンにて≫
【期間限定、タペストリー元の場所での展示】
教皇レオ10世のためにラッファエッロが作成したタペストリーが、当時の場所に期間限定で飾られます。(つまり、システィーナ礼拝堂内部へ)
期間:2020年2月17日~23日
「聖母戴冠」とともに「オッディの祭壇画」修復完了したことに伴い、新しいラッファエッロの間が公開。
場所:ヴァティカン美術館
オッディの祭壇画
≪ウンブリア州にて≫
ラッファエッロが何年か過ごしたウンブリア州の2か所でも、若き芸術家の展覧会が開催。
【チッタ・ディ・カステッロにて】
展覧会:Raffaello in Umbria
ラッファエッロが芸術家として初めの数年を過ごした場所、チッタ・ディ・カステッロ。
市立美術館を訪れれば、当初描かれた「Gonfalone della Santissima Trinità」を今も目にすることができます。
そして2020年秋に開催される特別展も。
【“Raffaello giovane a Città di Castello e il suo sguardo”】
その特別展は、芸術家としての初期のラッファエッロをみつめるもの。
期間:2020年10月~2021年1月予定(最終日程確定中)
【ペルージャにて】
展覧会:“La fortuna della Pala Baglioni di Raffaello attraverso le sue copie”
場所:ウンブリア州国立美術館
期間:2020年1-月~2021年1月予定(最終日程確定中)
1608年、ペルージャのサン・フランチェスコ・アル・プラート教会から盗まれた、「キリストの埋葬」に関連する作品である「バリョーリの祭壇画」に関わる変遷を。
バリョーリの祭壇画
またペルージャでは、サン・セヴェーロ礼拝堂内のフレスコ画「Trinità e i santi」の修復結果も報告される予定。
≪マテーラにて≫
【「ヴェールの聖母」】
現在はスペインのトレド大聖堂が所蔵している聖母が期間中、特別にマテーラへ。
場所:Museo Diocesano of Matera
期間:現在開催中~2020年4月7日