2021.12.17

«スピンオフ… 「神曲」天国篇 フィレンツェ≫

「わたしは詩人として(フィレンツェに)戻り、わたしの洗礼堂の泉の前で、冠をいただくことになるだろう」

天国篇第25歌

フィレンツェを追われたダンテではありますが、やはり恋しいのは自身、洗礼を受けた生まれ故郷のフィレンツェでした。

この歌の一節にもある洗礼堂は、一貫して彼の中ではとても大きな存在です。

「フィレンツェに、いつか戻りたい」という個人としての願いがこの詩の中に表されているようです。

コピーライト:Rolando Squilloni  /Comune di Firenze www.feelflorence.it/

フィレンツェの街には今もまだ、ダンテの痕跡を感じる場所がたくさんあります。
ヴェッキオ宮殿、そしてダンテの名前がついた中世地区、ダンテ博物館…など様々ですが、地獄篇でもご紹介した大聖堂内の「神曲」をイメージして描かれた絵画は必見です。


コピーライト: Foto Opera del Duomo di Firenze

≪フィレンツェの紋章≫

(白い)Gigli が朱色に染められることはなかったのに

天国篇第16歌

この歌で語られているのは、フィレンツェの街の紋章について、12世紀当時のフィレンツェについてがうかがえる一文です。

引用した詩篇の「朱色」なった花の紋章が、今のフィレンツェに伝わる紋章の由来です。
もともと赤地に白の配色だったが、Pistoiaとの戦いに負けたことから(1251年)、皇帝派が追われ、法王派がこの配色へ変更。

変更前と後の紋章の色を、今もヴェッキオ宮殿の外壁で実際に目にすることができます。

コピーライト Comune di Firenze www.feelflorence.it/

またその紋章は、いろんなバージョンで様々な装飾としても使用されています

コピーライト:Comune di Firenze

≪情報提供≫
フィレンツェ観光局

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